探偵の彼に追跡されて…
「優子先輩、本当に面倒なこと頼んですいません」

「ううん。リサイクル業者は全部引き取ってくれたわ。パソコンのデーターも私が処理したから大丈夫よ!それからこれは着替え、下着なんかは知らない人に見られたくないでしょ?」

私はお昼にリサイクル業者に電話をして朝一で荷物引き取ってくれるように頼んで置いた。
そして優子先輩には立ち会ってくれるように昨夜頼んでおいたのだ。

「流石先輩!いい仕事しますね?」と笑って見せる。

「本当に行くの?」

「はい…」

「落ち着いたら必ず連絡頂戴よ?」

「…優子先輩、堤先輩じゃなかった堤下先輩と幸せになって下さいね?きっとですよ!じゃお世話になりました」

「美野里ちゃん!必ずよ!!」

優子先輩… さようなら…

私はにっこり微笑んで店を出た。





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