探偵の彼に追跡されて…
「美野里ちゃん今日はどこに行くの?」

「少し上の方へ散歩して来ます。夕食までには戻りますから食事お願いします」

「分かったわ!気を付けてね」

「はーい」

あれから1週間私はいま白馬村のペンションに居る。

電車であった女性が車中に貼られた白馬のポスターを見て白馬っていい所よって教えてくれたから私は白馬の駅で降りた。

そして駅の案内所で紹介してもらったペンションに泊まっている。

初めは女の一人旅で急な宿泊だったから不審がられたけど今はオーナー夫妻とも親しくなり私の事を美野里ちゃんと呼んでくれる。

私は散歩に出て山の上の方に歩いて行く。
すると賑やかな声が聞こえて来た。

「「チィチィパッパチィパッパうちの学校の園長は頭が禿げてるチィパッパ」」と子供達が楽しそうに歌を歌っている。

「コラッ!園長先生に怒られるわよ!そんな替え歌歌って!?」

「だって本当の事だもん!」

うふふ。替え歌か?子供の頃私もやったな…
こんな所に幼稚園?ううん違う。養護施設だ。

「お姉ちゃん?遊びに来てくれての?」

園を覗いている私の手を握り声をかけてくれたのは小さな女の子だった。

「え?」

「違うの?」

「あ…」なんと返事したら良いかと困っていると

「あの良かったら遊んで行ってくれませんか?」と中年の女性から声を掛けられた。

「え?でも…いいんですか?」

「ええ子供達喜びますから。実は私も遊びに来てるんてすよ」と彼女は言う。

ここは【白馬の森】という養護施設で月に一度日曜日にボランティアの人が遊びに来てくれるらしく今日がその日だと言う。

そして今から園庭で子供達と一緒にカレーを作ると言う。

「じゃ私にもお手伝いさせて下さい」

「そう?じゃお願い」と私を招いてくれた女性は野菜を洗ってと言う。




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