探偵の彼に追跡されて…
その後 
玄関を開ける音と同時に小さな女の子が入って来て洗面所へバタバタと入って行く。

そして頬を膨らませリビングへ入って来る。

「パパなんか嫌い!もう絶対にお迎え来ないで!」

この頬を膨らませている可愛い女の子は私達の娘で遥奈 5歳。

「遥奈ごめん。パパを嫌いにならないでくれよ…」

「ママただいま」「遥奈おかえり」

私は遥奈にお帰りのハグをし、

そして遥奈は私のお腹に「赤ちゃんただいま」チュッとキスをする。

そう私のお腹には二人目がいる。

「美野里ただいまー」

沙汰郎がいつものように私にハグを求めようとすると遥奈は私の前に手を広げ立ちはだかった。

「パパは手を洗ってないでしょ!ママにも赤ちゃんにもさわっちゃダメ!」と沙汰郎に注意する。

沙汰郎は「ごめん。手洗ってくる」と洗面所へ向かう。

そして遥奈に「パパ、うがいもだからね!」と言われる。

本当にこの子は誰に似たのか? あっ私か?ウフフ

「遥奈?パパに何怒ってるの?」

「あのね?パパたらパンツの歌を歌うの!皆んな笑ってるから遥奈凄く恥ずかしかったもん!」

あらら… 沙汰郎やっちゃったか…

「あのね?パパはご機嫌だとあの歌を歌うのよ、ママと一緒の時もいつもそう。パパは遥奈のお迎えに行けてとても嬉しかったのね?」

「遥奈のお迎えが嬉しかったの?」

沙汰郎は手に入れたビューティーレディース化粧品をお母様に任せ、探偵社を渉君に任せている。

沙汰郎自身はホームと養護施設に力を入れ、年内にはホームを2箇所オープンさせる。そして介護士育成にも力を入れている。

その為帰りも遅く、休みも殆どとっていない。

「そうよ。いつもパパは忙しくて遥奈とお散歩も出来ないでしょ?だから遥奈と手を繋いで歩けた事がとっても嬉しかったんだと思うの?遥奈はパパのお迎え嬉しくなかった?」

沙汰郎はリビングの入り口で心配そうにこちらを見ている。

「遥奈もパパのお迎え嬉しかった」

「そう。じゃパパと仲直りをしてらっしゃい」

「うん!」

遥奈は振り返り「パパ!」と沙汰郎に駆け寄って行った。

沙汰郎は遥奈を抱き上げると「遥奈ごめんな?」と謝った。

「うん!もうあのお歌は歌わないでね?」

と、言う遥奈に沙汰郎は「うん…努力します…」と肩を落して小さくなっていた。

「じゃパパただいまして来て良いよ」

沙汰郎は有難う。と、遥奈を降ろして私にハグをして

「美野里ありがとう」とキスをしてくれる。

そしてお腹の赤ちゃんにも「ただいま」とキスをする。

この幸せがいつまでも続く事を私は願う。




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