ティアラ
「美和、今どこ? 何してんの?」

電話に出ると、直子の大きな声が耳に届く。

「何って、サボってる。今は篤紀の家……」

あたしは深いため息をつく彼を眺めながら、質問に答えた。

「今すぐ学校においで!」

直子はそう言って、コンテストの結果を報告してくれた。

「……嘘」

「嘘じゃないよ! すっごい数の投票があんたに入ってる!」
< 550 / 555 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop