第二部 母と妻と女の狭間で・・・ 留学時代編
 あれじゃあ、いつまでたっても、独り
ぼっちでしょ。

 漫画みたいに、最後の最後に

「やっぱりあなたが好き」

なんて、リアルじゃありえないし、まして
女からみれば、やっぱり、無い。

 そんな事を話している間に、着替えを
済ませ、午後からの授業に向かった。

 と言っても、残りの授業は2時間だけ。

〈なんか、勉強のためにあさひのアパート
に引っ越したのに、おかげで授業をサボる
って、ダメすぎだよね〉

 さすがに、かなり反省して、その後の
2時間は、しっかり授業を受けました。

 授業が終わって、そのまま図書館に行こ
うと思ったけど、寧子とミチがお茶しよう
って言うんで、今朝(って言ってもお昼だ
ね)起こしてもらった、お礼も兼ねて、
みんなでカフェにお茶しに行くことにした。

 カフェに着くと、昨日、一日中図書館に
いただけで、ずいぶん新鮮な感じ。

 ミチが、

「紗希ちゃん、昨日はどこにいたの?」

「ずっと図書館にいたよ」

「へー、ずいぶん変わったね」

「だって、ここには勉強しに来たんだもん。
ミチも遊んでばかりいないで、しっかり
勉強しないと、いつまでたっても、大学
入れないよ」

「わかってるよ」

 そうは言っても、ミチのTOEFLは400点に
届かない。

「私が思うに、語学ってやっぱりセンス
ってあると思うよ?
 ミチには、向いてないんじゃない?」

「珍しくはっきり言うね」

 ミチはそう言ったあと、急にショボン。
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