寝ているカノジョ
そのうちバスが停車し、
担任が前に出て言った。
「はい!着きましたよ!バスを降りたら
班ごとの自由行動です!
午後4時にはここに戻って来て下さい」
あぁ、今から仁奈と離れるのか……
クラスのみんなが笑顔で
これから行く場所についてぺちゃくちゃ話している中
俺の気持ちは暗かった。
仁奈と同じ班なら、
もっと明るい気持ちだったかもしれないけど…
バスを降りると、同じ班の女子と楽しそうに話す
仁奈の姿が目に入った。
まだ顔色は悪いけど、
楽しそうにしてるなら少し安心だ。
「瀬野、行くぞ」
岡野が俺を呼んでる。
また後でな、仁奈。