寝ているカノジョ
電話の向こうで悠希が
にやにやしてるのが想像できるな…
「はいはい、買いますよ」
そう言うわけで、仁奈の誕生日前日に
俺は悠希が思いついた『プレゼント』を
買いに行くことになった。
もちろん、悠希と一緒に。
あいつとは色々あったけど
なんだかんだで助けてもらってるし
女が絡まなければいい奴だ。
*
10月29日 午前10時。
俺は駅の改札口で悠希を待っていた。
「光、おはよ~」
悠希が向こうから嬉しそうにやって来た。
「切符買うよ」
「は?どこまで行くわけ?」