警備なおしごと
警備なおしごと
サーキット

国際 サーキット。
かん高い音をさせ。

200キロオーバーのスピードで、駆け抜ける。

全日本選手権。
スーパーバイククラス

スタートから3週目。

サーキット内私設救急車内。

「よし、もう転倒ないかな?」

「はい。」

ドライバー遠藤善人、ナビ桜すきか、

レースがスタートすると最初の数周回目までは 見守る。

5周目!隊員がくつろぎ始めた頃、

ドライバーの目にその瞬間が、
飛び込んだ。

ドン❗️
失速したマシンに後続の一台が、
激突。

マシンが大きな火の塊に
なって飛んで行く。

他何台かが、巻き込まれ、大事故。

最初の激突されたマシンから、

ライダーが弾かれ、濡れ雑巾のように路面に叩きつけられる。

「あれだ、あれにいくぞ!」

「了解!」

第一救急!1コーナー!

管制から無線が飛ぶ。

「了解!目視しました。」

全コース赤旗!

レース中断。と、同時に救急車がコースに割ってコースイン。

停車して、ライダーに駆け寄る。

「意識なし!頭固定する!担架!」

救命士とともに、
作業に当たるドライバー遠藤。


「よし、載せるぞ!担架持って、運転する!」

「管制へ、逆走で救護室むかいます。」

管制.
第一救急、逆走了解!

各局一斉、第一救急が逆走でピット入り口に向かいます。注意!

救急車を走らせ。


「…(あのライダー)だめかな?」


長年の経験でつぶやく。
車内が複雑な雰囲気に。

速やかにヘリコプターで搬送される。

「桜ぁ、帰るぞ。」

「あ、はいっ、」

レースの後聞いてみたかったが。
皆ふれずに、帰って行く。

また明日から普通の生活に戻って行く。
この仕事は毎週ある訳ではない。


皆、ベテランのボランティアなのです。

この仕事に、一番近いのは消防師、
救命士かしかないけど。

桜は愛車アウディで帰路につく。

この複雑な思いが人を、助ける。守る。
建物をも守るに関わっていく。


桜 すきか 30歳 身長170センチ
スリーサイズ88.68.90
趣味 洋画 愛車 電気自動車。
アウディクアトロ1.8ターボ

特記 超味覚を持つ。

宝石販売員 電気店販売員
を経て警備業に。

空手三段
国内A級ライセンス
モータースポーツライフセーバーインストラクター


< 1 / 10 >

この作品をシェア

pagetop