緋色の涙
「碧、岡野のジジイ呼んだ。紫さんも来てくれるって」
側近の1人である鷹が言う。
「わりぃな」
びしょびしょの俺と彼女は車に乗り込み、俺の家に向かった。
「なんで自殺なんて考えたのかな?」
悲しそうな顔でもう1人の側近である隼が言う。
「わかんねぇ」
ただわかる事は…。
彼女の心が限界だったんだ。
俺が…。遅かったんだ。
もっと早く気づきたかった。
彼女を抱きしめながら、そんな事を考えてた。