幼なじみが父親宣言。

事故だからっ!

「はー。腹いっぱいだな!」

智史が、お腹をぽんぽんっ!と叩く。

私達は片付けを終え、食後のお茶を飲んでいた。

「オヤジか……」

ズズズと、お茶をすする。

「オヤジで悪かったな……で、次、何する?ゲームでもする?」

智史がテレビの前に置かれているゲーム機を指差す。

「てか、夕飯食べたんだから帰れば?」

「や…でも……」

「お母さんの事気にしてるんだったら、智史は朝までいた、って事にしとくから……」

目を伏せ、智史から視線を逸らす。
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