幼なじみが父親宣言。
『あの店』と言うのは、さっき言ってた、女子高生に人気のショップ。

人混みの中見て回ったんだけど、余りにも混んでてゆっくり見ていられなかった。

何があったのかも、ちょっと思い出せない。

「もしかしたら人少なくなってるかもしれないから行ってみよーぜ?」

「うーん……」

悩んでいると、智史に腕を引っ張られた。

「ちょっ!」

「ほら、早く!」

智史は私の腕を引っ張って、どんどん歩いて行く。

「あ、なんだ。人いねーじゃん」

「ホントだ……」

お店の前に着くと、さっきの混雑がウソみたいに、お客さんがいない。

おねーさま方が、2、3人いるだけだった。

「時間までゆっくり見られるな」

「うん!」

私はウキウキしながら店内へ入る。
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