梅の花にくちづけを
千代に八千代に
子らの騒ぐ声が忙しなく響き渡る。
二十六人で囲む食卓は賑やかで、それが塩むすびだけでも満たされていた。
私たちは顔を見合わせて微笑む。
あれから穏やかな夜は二度と訪れないかもしれないと不安になったこともあったけれど、今この瞬間愛する子どもたちを両手にいっぱい抱えて、秘境で幸せを噛み締めていた。
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