吸血鬼に甘い鎖を
「そ、そんなの嘘だよッ!!

だってクロト君、他の女子に
モテたくてあんなこととか…ッ!」



って、何を言っとんだ、私は!!







『…それはただの遊びであって
本気じゃねぇの。


つーか俺、咲以外はエサ以外の
なんでもねぇから』





「…離してほしいんだけど」






『ヤダね。咲が俺を傷つけた罰』






「傷つけてないって!!」


ただの勘違い…


ってまぁ確かに私も言ったけど…。








『…なぁ、咲は俺が好きじゃないのか?』




ドキ。





えっ…。





そんなこと言われてもッ…。





ていうか、昨日の今日だよッ?



いきなり会って
好きになれるわけ、ないじゃん…。













…クロト君は、私のこと、
好きなの…?






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