夢を見るボクら

夢から覚める






「今日は楽しかったね」


「ああ。そうだな」




賢とベッドに横になりながら今日という1日を振り返っていた。



「あ!そうだ賢!」


「ん?」



「渡したいものがあるの」



起きて起きて、と賢の手を引っ張って座らせる。



カバンの中を探るとそれはすぐに見つかった。



「これ!渡しそびれてたんだけど、今日あげるのにピッタリかなって」



「...開けてもいい?」


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