愛しすぎて。


「尚輝は私たちが初めて知り合ったのは、高二になってからだと思ってるでしょ」



「えっ。そうだろ俺がダチに会いにクラス行ったとき、お前を見て一目惚れ…。」


語尾が小さくなって顔をそむける尚輝がすごい可愛くて笑ってしまった。


「実は違うんだよ。高一の春から私は尚輝の事知ってたんだ。」



「嘘っ!何で」



「私サッカー大好きで、サッカー部の練習を放課後教室でしょっちゅう見てたの。

そこで上手い人いるなぁと思ってて、少ししてからその人が高原尚輝って名前の人だって知ったんだ。」


「まぢかよ…全然知らなかったし。」



「いつかはわからないけど、気が付くといつも尚輝を目で追ってたの。



…でも尚輝と付き合うとか全く思ってなかったんだ。」


「何で」



「見ててずっと思ってたから。尚輝とマネージャーが付き合ってるって。」



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