私秘密の恋します。

〜出会い〜



私達は無事 "青来高校" に到着した。

'''ここが3年間通う高校か!綺麗な高校だなー!どんな生活になるのかな…楽しみ!!'''

「杏ー!クラス表あるぞー!」「ホント!?見たい見たい!!」

「えーと…白田、白田、あ!!2組だ!!悠はー??」「えーと、あ!俺も2組!!」「ほんと!?やった!!」『イエーイ!』私は悠とハイタッチして喜んだ。「あら!同じクラスじゃない!」あとからきたお母さんがそう言った。「良かったわね!」続けて悠ママも言った。『うん!』私達は満面の笑みで笑った。

"えー、入学生は体育館に移動してください。"


「楽しく、元気に、青春を楽しんでください!そして未来へ向かって羽ばたいてください!3年間頑張ってくださいね!」

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"それでは入学生はそれぞれの教室に移動してください。"

「おーい!杏!」「あ、悠!」「なに、ぼーっとしてんの?」「あ、いや、眠くて…ファーァ。」私はあくびをしながら言った。「バカだな(笑)早く教室行こうぜ!」「うん!」


「えーと、私の席は…あ!ここか!」席を見つけて座った。そして私の隣の席の男の子がきた。
「はじめまして。よろしく。」その声に顔を上げてその人の顔を見た。「あ、よろしくお願いします!」「はい(笑)」あれ??笑われた?「元気だね!(笑)」そう言われた。あ、だから笑ったのか!「うん!元気と笑顔がとりえですから!」「面白いね!君(笑)」えーと、多分褒めてるんだよね?「ありがとう!」「ふふふ、俺、上田 颯(うえだ ふう)って言うんだ!君は?」上田くんって言うんだ。笑顔で優しそうな人だな。「あ、私は白田 杏です!」「可愛い名前だね!杏って呼んでもいい?」「うん!もちろん!」私のかんだけどこの人…モテるな…多分(笑)「俺、バスケ部に入るんだ!」「え。バスケ部!?」私は驚いた。「ええ、どーした?!」「あ、ごめん!幼馴染みと同じだなと思って(笑)」「あ、そーなんだ!杏は何部に入るの?」「私はまだ決まってないよ!けど運動部に入りたいと思ってるよ!」「まじで!?」「うん!!」ならバスケ部の入ろーぜ(笑)」あ、それいいかも「いいね!お兄ちゃんの影響で昔からバスケやってたし!」「おぉ!ならなおさらいいじゃん!」「うん!!」「お兄さんってこの学校?」「うん!2年生だよ!」「あ、もしかして輝先輩?!」「え、うん!そーだよ!」「まじか!あの人めっちゃ強いって有名なんだぜ!」「そーなの!?お兄ちゃんが!?」「うん!杏もその血を受け継いでるんやでバスケうまそうだな!」「そんなことないよー!(笑)」「これか仲良くしよーぜ!」「うん!もちろん!」「あ、俺のこと颯でいいからな?」「え、あ、うん!」悠以外を呼び捨てで呼ぶなんて初めてだ…。でも優しそうな人が隣でよかった!悠は何してるかな…そう思いながら悠のほうを見ようとしたら

ガラガラ… " はーい、静かにー"

そういいながら20代くらいの担任らしき先生が入ってきた。

「1年2組担任の佐野 亮太(さの りょうた)と言います。あだ名は亮ちゃんだ!気軽に呼んでな!
歳は26歳です!担当科目は国語です!スポーツが大好きで、バスケ部の顧問をしています!みんな1年間よろしくな!」

"お願いします!"

「みんな質問があれば受つけるぞ!何でも聞きてくれ!」
「はーい!先生彼女いますかー?」
「絶対くると思ったよ。その質問(笑)彼女かー、いないんだよ」「いそうなのに(笑)」

確かに、爽やかでスポーツできて勉強できてイケメン、高身長すべて完璧だよな…。

「よし、みんな1人1人自己紹介していこう!」

"まじかー!"

一気にクラスがざわめいた。
「よし!出席番号順な!まずー新井!」
まじかまじかまじか。。すぐちゃん。

緊張しているうちにすぐ私の番がきた。

「次はー白田!」「はーい…。」「頑張れ!」「ありがと!颯!」私はゆっくりと前に行った。台に立ってみんなの方を見た時、全員の目が私を見た。"うわー。見ないで"
「どーした、白田!大丈夫か?」「あ、はい!」"自己紹介しなきゃ"

「えーと、白田 杏と言います。スポーツ大好きでバスケ部に入る予定です!気軽に声かけてください!よろしくお願いします!」

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「よーし!全員自己紹介が終わったからー…クラス委員でも決めるか!」

"まじかー!" "やるか!!!" "おー!"

「はーい、静かに!じゃ、クラス委員決めるぞー!立候補者いるかー?」

『 ・・・・・・・・・。』

「おい!お前らさっきの勢いはどこいった!」

『 ハハハっ(笑)』

「よーし、お前らが立候補しない気ならくじ引きで行くしかないなー!」

"え!?亮ちゃん嘘だろー!(笑)"
"やだー!(笑)"
"亮ちゃんドSやわ(笑)"

「なら、立候補するか?(笑)」

『 ・・・・・・・・・。(笑)』

「よーし、くじいきまーす!」

"亮ちゃんドS!ほんとドS!"

クラスの盛り上げ隊長らしき男の子"安田くん"が亮ちゃんにむかっていった。

「よし!安田やるか?」「あ、いや、遠慮しときます(笑)」
「みんな安田のせいでくじになりました。可哀想に…(笑)」

"安田ー!" "お前やれよー(笑)"
「お前ら!俺がクラス委員になるとクラス崩壊だぞ?(笑)」
『うん、たしかに 』
クラス全員と亮ちゃんがそろって言った。

「おーい!(笑)」
『 ハハハっ(笑)最高!』
「亮ちゃんくらい止めてよ~!」「安田!」「ん??」「ド・ン・マ・イ!」「うわー!笑顔で言うかー!それ(笑)」『安田負けてやんのー!(笑) 』「うるせー(笑)」
「はいはい、席つけ!」「はーい(笑)」

今日あったばかりなのにクラス全員が打ち解けていた。

「はーい!くじ引きな!俺が引いたやつがクラス委員だ!男子1人、女子1人だからなー!行くぞー!あ、男子は安田でいっか!」
「亮ちゃん!」
すぐ突っ込みを入れる安田くん。クラスのみんなはもう笑いすぎて腹筋崩壊しそうだった。

「わかったわかった!公平にな!えー、まず男子は…安田だ(笑)」

"やべー(笑)" "亮ちゃん最高!"
クラスがまた笑いに包まれた。

「亮ちゃんまじかよー!」「ちゃんと公平に引いたぞ!」「何も言えないっす。(笑)」
「よし!安田ワールドで頼むな!」「了解っす!」
"やべーよ!1日目にしてクラス崩壊の危機だよ!亮ちゃん!"

クラスが笑いながらざわついた。

「やばいな。みんなフォロー頑張れよな!」
「亮ちゃん!!」
"また突っ込んでる(笑)" "亮ちゃんと安田のコンビ最高!"
「よし、キリがないから女子決めよう!女子はー…お!白田ー!」


え。まてまてまて……私!?!?


「よかったな!安田!しっかりした子がペアで!」「そーっすね!」「白田お願いしてもいいかー?」「あ…はい!やります!」「おぉ!元気いいな!安田とあいそうだ!よし!2組のクラス委員は安田と白田に決定!みんな拍手!」

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