囚われのサンドリヨン ~御曹司様のご寵愛~【番外編を追加しました】
第1話 借金のカタ
「えええええっ!!!ニセンマンエン⁉…む、無理ですう‼‼」
「ムリじゃ困るのよ、ネエチャン」
チャラついたロン毛の男は、契約書を目の前にちらつかせながら顔を近づけた。
「ホラな?ココ、『連帯保証人』の欄。 アンタの名前が書いてあんだろ?
『四葉美咲(ヨツバ ミサキ)』ってよぉ」
「うう…ナゼに⁉」
「んなこたあ契約したアンタの父親に聞きな。
もっとも、夜逃げしちまって連絡も取れねえだろうがよ」
もう一人のスキンヘッドがニヤニヤと笑っている。
「とにかく、家財道具は差し押さえたし…
後は退職金。まあ、勤続6ヶ月じゃハシタ金にもならねえかな」
「たたた、退職ぅ?ワタシ退職するの⁉」
「ったりめえダロ?2000万だぜ、2000万。
堅気のジョウちゃんが、マトモに返せる額じゃねえ」
「うう…ま、まさかウワサの『フロに沈める』というやつ?」
「ムリじゃ困るのよ、ネエチャン」
チャラついたロン毛の男は、契約書を目の前にちらつかせながら顔を近づけた。
「ホラな?ココ、『連帯保証人』の欄。 アンタの名前が書いてあんだろ?
『四葉美咲(ヨツバ ミサキ)』ってよぉ」
「うう…ナゼに⁉」
「んなこたあ契約したアンタの父親に聞きな。
もっとも、夜逃げしちまって連絡も取れねえだろうがよ」
もう一人のスキンヘッドがニヤニヤと笑っている。
「とにかく、家財道具は差し押さえたし…
後は退職金。まあ、勤続6ヶ月じゃハシタ金にもならねえかな」
「たたた、退職ぅ?ワタシ退職するの⁉」
「ったりめえダロ?2000万だぜ、2000万。
堅気のジョウちゃんが、マトモに返せる額じゃねえ」
「うう…ま、まさかウワサの『フロに沈める』というやつ?」
< 1 / 279 >