噂の年下男





それでも無視しようとしたら、



ー飯でも食いに行かね?



またまたメッセージが送られてくる。

あいつ、淡白な男かと思いきや、粘着質か。




ー嫌よ。あたし、怒ってるの。



そう返すと、



ーじゃ、英語が出来ねぇ俺は、部屋でカップラーメンか



なんて返事が返ってくる。

ファーストクラスで散々いい思いをしたから、カップラーメンを食べてればいいのに!

同情する余地なんてないのに。

それなのにあたしは、



ー仕方ないわね。



返事を返していた。





なんでこんな愚かなことをするのだろう。

あたしは疲れている。

優弥と会って、さらに疲れたくないのに。




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