囚われ姫と金と銀の王子
正直なところ、まだ私の気持ちは戸惑ったまま。
この先どうなるかなんて、予測がつかない。
けれど、きっと多分。
私は彼を愛おしいと思う時が来るのだろうと思う。
――だって、覚えてる。
この感覚は、あの時と似ている。
私が初めてアレックス様を見た時の、あの感覚に。
「どうでしょうね。……お手並み、拝見ね」
私は強がった言葉を吐いた。
フェルナンドはその言葉に、フッと笑みを零したのだった。
~FIN~

