不器用な彼女と車イス
「なんなのアイツ、感じ悪…美琴!あんなやつ気にしなくていいからね!」



「ううん、大丈夫。気にしてないよ。それに…」



「それに…?」




ちょっと嬉しかった…なんて言えないな。




「ううん!なんでもない!」





初めて気遣いされなかった。

初めて邪魔って言われた。



その言葉自体は嬉しいわけじゃないけど、
普通の人としてあつかってくれた。




やっぱり…嬉しい…。



その日はあの人とは話さなかった。
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