双華真月 ~ラグナル防衛大戦争~

「やっほー!ロデ兄(にい)」

声がする。それも聞き覚えがある声だ。

「お前……セドリック!」

見ると俺とコルマの目の前に背の小さい少年が立っていた。

セドリック・チャーリー。

かつてラスカール王国でアゼラン帝国との小競り合いで一緒に戦った戦友。

ベルタイルという大きな怪鳥に乗る元気で明るい少年だ。

「へへーん!どうだった?僕のザラちゃんとの連携パフォーマンスは!」

ザラちゃん……それは怪鳥ベルタイルの名前。。セドリックが付けた名前だ。

相変わらずな……。

「ロディン」

ギロッとコルマに睨まれる。

まあ油断したのは悪いがそう睨まれても。

「ああ。すまん」

「気をつけろ」

「ふふ」

俺とコルマのやり取りにセドリックは微笑む。頭もバカになったか?

「やっぱ名コンビだね。ロデ兄とコルマさんは」

コルマと目が合う。たがそれも直ぐ反らす。

それより。。

「セドリック、アドランは?」

その俺の言葉にセドリックは不安な表情を見せる。

「アドランは死骸の民の相手を……」

「なに!?」

俺の問いに答えようとするセドリックだったがコルマに制される。

「とにかく行くぞ。いけば分かるだろ」

それもそうだな。

「ああ」

俺の返事とともに俺とコルマはセドリックの怪鳥ベルタイル、いや、ザラの背中に乗ってホルターン村へと急いだ。

< 12 / 12 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

最強偽善の人造兵器〈アンドロイド〉
那月陽/著

総文字数/4,968

ファンタジー11ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ーーー時の聖地にて ーーー悪魔は生まれた。 ーーー史上最強という名を背負う者 そして命令される。誰かに。 ーーーこの世界で邪魔な者共を始末しろ と。。 ーーーその言葉を背に物語は動く。 カルネディアという国にて起こる、、10年前の過ち。人類の存亡が揺らぐ出来事が。 ーーー敵を……殲滅。承知。 その言葉とともに一つの影が動き出す。 主の命令を遂行するために。 これから起こること、出会い、別れ。 そして彼は知る。 なにを感じなにかを知る。 それを知りたければ…… 続きとなる

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop