Savior-社長は救世主-ⅱ


一人で歩けない絢斗を
担いで来てくれた人とベットへと運んだ

ぐっすり眠っている絢斗
こんな絢斗は初めてかもしれない



『すみません、ありがとうございました』


寝室から出て、担いでくれた方にお礼を言うと、彼はすみませんと頭を下げた


「うちの社長は神谷社長のことを息子の様に可愛がっていまして、今回ご結婚されるという事で、とても喜んでいました…本当におめでとうございます」


彼はまた頭を下げ
私もありがとうございますと頭を下げた


「社長も、飲みすぎまして、クルマで寝ています。パーティーに参加させていただきますので、その時に改めてご挨拶をさせていただきます」


そう言って、彼の名刺を受け取った
彼を見送り、寝室へ向かう
ぐーぐー寝ている絢斗の
ネクタイを外し、ベルトも外した
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