Unfair love

容疑者


翌日。寝不足でふらふらしながら、私はロッカーで着替えていた。


「ちょ、すごいクマだよ!?大丈夫!?」


あゆみだ。私はボーッとしながら「んー...何とか...」と返事した。


「絶対大丈夫じゃないでしょ、今日あんた特浴出来るの?」


「んー、でも介助浴よりはマシだよ。」


「何があって寝不足なのかは知らないけど無理すんじゃないよ?」


「うん、ありがと...」


そう言ってロッカールームを出ると今泉さんとばったりと会う。


「おはようございます。寝不足ですか?すごい眠そうですよ?」


「おはようございます。んー、何とか平気...」


「そうですか...無理しないで下さいね?」


そう言って今泉さんが去って行くとあゆみは羨ましそうに私を見つめていた。

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