九条くんは、王子様

「困った顔して、どうしたの」


わっ!九条くん!!

いつも、突然現れるからビックリするよ


「それが、九条くんにせっかく写真部に入ってもらったのに…廃部になるかもしれなくて」


「それなら、大丈夫だと思うよ」


「えっ」


どういうこと…


「由衣ー!!」

理香ちゃんは、大きい声で、私の名前を呼びながら、息を切らし、走ってきた


「はぁ、、……至急、部員のみんなを集めてきてって先生に言われて…。由衣も九条くんも、先に部室へ行っててくれる?」

理香ちゃんが、すごく焦ってる…。
やっぱり…


「うん、分かった!じゃあ、先に行ってるね…」



「由衣…きっと大丈夫よ!笑顔!!!」

理香ちゃん…。

「ありがとうっ!!!」



理香ちゃんも九条くんも大丈夫って言ってくれたし、廃部じゃない事で呼ばれてるんだ!って考えよう…と

< 23 / 158 >

この作品をシェア

pagetop