留学恋愛
出合い
(急に車が増えたな…)暗くなってきた外を見て、さっきまでの何もない道から少し栄えた印象を受ける所まで来た。私が空港で探し出した女の人はどうやら酔ってしまったらしく真っ青になっていた。年は同い年であった。しかし私よりもフランス語がわからないらしく私が運転している若いお兄ちゃんと簡単な言葉を交わしていると何を話したのかを聞いてきたりした。少し彼女と話をしたりして何時間か過ぎ、車が増えどうやら1ヶ月滞在する町に着いたようだ。先に私のホームステイの家に到着した。私よりも酔っている彼女の方が先に着けばよかったが私は言われるがまま、車を降り、若いお兄ちゃんに続き、階段を登った。緊張をしながら1ヶ月間お世話になるお宅に上がり、慣れないフランス語でマダムと挨拶を交わした。日本人の他にも部屋を貸した事が何回もあるお宅らしく対応がにこやかで安心をした。マダムは明日一緒に語学学校まで連れていってくれると言い、ある程度のルール、家の中を案内してくれた後、上の階の部屋へ戻っていった。私も使う様に言われた部屋に入り、少し荷物を広げ、目覚ましをセットしベッドに入った。わからない言葉にわからない事だらけの町で明日から毎日わからないという不安に追われるんだと思った。(でももう来ちゃったし…負けないようにしよう。期限は1ヶ月。出来る限りの事を学ばなければ。)ふかふかのベッドにつき、ようやくポジティブ思考になり私は目を閉じた。
< 3 / 18 >

この作品をシェア

pagetop