美月~大切なあなたへ~
中2病生活

生活の変化



あれから何事もなく1年生を終えた。



中学の生活に慣れて、斎藤先生の事も着々と計画を立てている。



どうやら、日明先生は心配なさそうだ。



あと一歩、踏み出せれば、家族を迎えに行けそうに思える。




龍心先生も心なしか明るくなったみたい。



まだ一枚壁があるみたいだけど…。




「みーーおーーちーー!!!」




うぎゃあ!


みっちゃんとは、進級しても同じクラスだった。



嬉しいような……

うっとおしいような……



「ねーねー!選択教科なににする?」



2年生になって、1年生の三学期に1つだった選択教科が2つになった。



『ん~~…。』


学年集会で配られた選択教科の説明用紙を見た。



…………。



『……数学と体育。』



「ぶはっ!!」



!!??



え、なんで吹き出すの?



「……ふ~ん…。
龍心先生……ねぇ……(笑)」



別に……


『龍心先生だから選んだわけじゃないよ!!』






< 138 / 200 >

この作品をシェア

pagetop