美月~大切なあなたへ~


“斎藤先生改造計画”



勝手に付けた名前だけど……




“改造”……ねぇ……。






う゛~~ん……










「日高?何してんだ??
部活はいいのか??」




『ぎゃっ!!!』





振り向くと、日明先生が私の声に驚いた顔で立っていた。





実はここ、職員室前。




みっちゃんには“委員会の先生に呼ばれてる”って言ってきたけど……





「びっっくりしたなぁぁ。
そんなに驚かれるなんて…落ち込むわぁ。」




『す…すいません……。』





こんなとこでウロウロしてたら怪しいよね…私。






でも……“斎藤先生改造計画”のために……龍心先生に何をすればいいかとか……考えてなかったし…




緊張してるし……






心の準備がぁぁぁ!!!







「日高ぁ??」







< 162 / 200 >

この作品をシェア

pagetop