美月~大切なあなたへ~




なぜか……



龍心先生の顔が、頭を過った。






龍心先生……



今、どうしてるかな…?








「美緒?」





『っ!?』






気付くと、むさ過ぎるおじいちゃんの顔が間近にあった。








『………なんでもないよ?』








そうか?と言っていなくなったおじいちゃんの背中を見て、








この家でボーッとするのはやめよう。






と、思った。















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