美月~大切なあなたへ~

未来と日明


はい、どーも、お盆前最後の部活の帰りからの未来視点ですー。



美緒ち帰っちゃったし……あたし…日明ちゃんの言うとおり、生徒指導室行かなくちゃだよねー?





あぁー!!




勢いであんな事言わないで、“なんにもないよー、じゃあねー”とか言って帰っちゃえば良かったー!!





でもそうしたら美緒ちとの約束がぁー!!!








「なにやってんだ?」





ん?






『ぎゃぁぁぁ!!あ、日明ちゃん!!』



振り向けば日明ちゃんなんてラッキー☆




じゃなーい!!




「まだこんなとこにいたのかよ。


お前、どうせ日高が帰るの見送るだろうから、先にクーラー点けといてやったのに…。」





着替えて、汗も髪にしか残ってない日明ちゃん。




犬みたいな顔して見ないでよー!




いつもみたいに反抗できないー……。





てか、未だに昇降口から動いてないあたしが悪いんだけどさ。






< 196 / 200 >

この作品をシェア

pagetop