ドリンクバー
レモンスカッシュ


「日曜日の映画、あんたも来る?」

そう言ったのはあたしだ。









あの子に映画を見に行きたいと言われ、ダルいなと思いながら私はしぶしぶ頷いた。

そんなあの子の様子が最近おかしい。

明らかにアイツの事が好きっぽい。


お、新しいネタが増えるぞ。そんなことを思った私はアイツを誘うことにした。

帰宅後すぐ、アイツに連絡する。

「日曜日の映画、あんたも来る?あの子も来るし」
そんな誘いにアイツはのった。
「あー、行こうかなー。服も欲しいし。ショッピングモールでしょ?」

これはこれは…楽しくなりそうだ。
いや、その前に
「勘違いだったら悪いんだけど、あんたってあの子の事好きでしょ?」

「え?いや、まあ…察して」

図星かよ。あー、遊び行く前に聞くもんじ
ゃなかったかな。

「じゃあ、あたし行かない方がいい?」
私は笑いを含ませながらそう言った。

「いやいや!お前も来いよ!誘っといてそれはないわ」

「あ、そ。了解。とりあえず、あの子には行くって伝えとくね。」

「さんきゅ。じゃ、またな」

「はいよ。また」

ぷつっ



電話が切れると共に何故か涙が頬を流れた。




それは、高校生にして初めての恋に気づいた私に告げる失恋の合図。








< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop