『狂っていたのは、僕だった』〜くる僕〜

実行








カーテンを開けた



朝日がこれでもかというくらいに
部屋を照らした









僕は大きく息を吸った




うまく吸えずに空気が喉でつっかえた




そのまま息は逆流した













今日




僕は計画を実行する











かすかに口に残った空気は


太陽のような、味がした



そんな気がして

すぐに吐き出してしまった
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