私はヴァンパイア。
この街の七不思議
私の人間界での名は加藤 凛奈。あっちの世界ではリヴン・ナイリス・カーティンという名前で、リヴンと呼ばれていた。リヴンのリとヴと、ナイリスのナを取って凛奈だ。加藤はカーティンを少しだけ鈍らせた。
すると突然、
「ヤッホー凛奈!」
「ああ……美香……」
この子は安堂 美香。私の親友。
「またヴァンパイアが来たらしいよ!百合子ちゃんって言う美人の子が死んだらしいの……首に二つの穴がポチポチッ……って、あって……」
美香が興味津々そうに言った。
「吸血コウモリじゃない?」
サラッと答える。まさかこの私がヴァンパイア……なんて思いもしないだろうな
「もう!凛奈は冷めてるんだから!もうちょっと反応無いの?」
「無いです。それに居たとしても、美香は十字架のネックレスしているから平気」
……実は最近の吸血鬼は、ニンニクにも十字架にも耐性がついてしまい、無害になった。美香にこのことを話すつもりは無いけど。
「だよねー!はははっ」
美香は手に汗をかき、十字架のネックレスを握りしめて、笑った。
美香はヴァンパイアを本当に信じているようだった……。
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