君が分からない
その後
「蓮……。」








「可憐?」










私達はあの日以来よりを戻し、










同じ大学に進んでいた。










「蓮……あのね。」










「うん、何。」










蓮は優しい顔をして私の次の言葉を待つようになった。










私はお腹を抑えて









蓮に告げた。











「妊娠一ヶ月だって」











「…………可憐ッ!」









蓮は私に抱きついた。








それにより、少しバランスを崩した。










「おっと。」








すぐさま蓮は私を支えた。










「可憐………………。本当に?」










「……うん。」









「本当に本当か…?」









「……………………うん!」











私は彼に抱きついた。









反動でふらつくことはなかったけど、









私は彼にキスした。









「……おめでとう。」









蓮も笑った。









つられて私も笑った。










例えどんなに高い壁があっても








今の私と蓮となら絶対にのりこえて行ける。








だから









2人で










イヤ、3人で











幸せになろうね。











Fin
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