たいせつなもの




「結衣!?」



前を歩いていた先生がいないことに気がついて慌てて走ってきた。




「どうした!?苦しいか?」




「せ、せん、、、せい


ごめん、、なさい、、」



切れ切れの声で謝る。


ほんとに情けない。

自分の体なのに言うことを聞いてくれなくて、迷惑ばかりかけてしまうこんな体は大嫌いだ。


「喋らなくていいから、ゆっくり深呼吸してな?」



ハァ、ハァ、


ハァ、ハァ、ゴホッゴホッ

ゴホッゴホッゼィゼィ


先生の言葉とは裏腹にだんだん息が苦しくなる。


喘息だと気がついた時には先生が抱えて処置室へ走り出していた。



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