silver wattle.゚・*.


「…お前、何歳だったっけ?」



待ち合わせ場所に着くと、もう皆揃っていた。



そして、浴衣姿を見た泉舞君は下から上まで目をしかめながらまじまじと見てきた。



その感想があれだ。



「どーゆー意味よ!!」



「…裾が短い、模様が水玉、後ろのリボンは手結び…。…何歳だ?」



う…。


たしかに前から着てた浴衣で少し子供っぽくはあるけどそこまで言わなくてもいいじゃん!



「サク君はそんなひどいこと言わないよね!」



「…うん。ロリコンに狙われないようにな!」



さらっとひどい。



冗談でもサク君に言われると傷着くよ。



「あんた達何言ってるの!苺花の浴衣よ!可愛いくてしょうがないじゃない!!」



「千代ちゃん!あたしの味方は千代ちゃんだけだー!!」



ふえーんと泣きマネをしていると泉舞君は知らんぷりをして屋台へ向かう。



ひどい!

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