二重人格シンデレラ

シンデレラが戻ってきた

軽く乾杯してからお互いに飲み始める



俺が飲んだのを見てシンデレラは一瞬笑い俺にナイフを向けた

ドレスに隠してあったようだ


俺は驚いたが特に慌てたりはしなかった

したところで相手の思うつぼだし

慌てたところで何のメリットもないからだ


「何の真似だ?」


俺は静かにシンデレラに問いかけた

シンデレラは何も答えない

口止めでもされているのだろう

今日会ったばかりのシンデレラが

俺を殺そうとするとは考えられない

俺を殺したいと思っているのは..._____


「...なるほどな。」


...____義母上


義母上以外いないだろう

俺を殺したいと思っているのなんて
< 33 / 70 >

この作品をシェア

pagetop