二重人格シンデレラ
シリル(サンドリヨン)side


「えーっと、取りあえず今の状況を...。」

『わ...オレはシリル=アルベール。セシル=アルベールの息子です。』


レベッカ様が小難しい顔で


「サンドリヨンは?」


と聞いてきた


「お母様、サンドリヨンは本当は男なの。」

「え...?」

『はい、セシル...いや、母は娘が欲しかったようで

オレを魔法で男の娘にしてしまったんです。それで、オレは女として育てられました。』

「それで、セシルが死んだから魔法が解けたと...?」



ウィル王子の言葉にオレは頷いた


あれはまだ1歳くらいだったと思う


ーーーーーー

「シリル~!いらっしゃーい。」

「はーい!」

「よし偉いわね。じゃあちょっとそこに立ってくれる?」

「ここ?」

「そうそこよ。」

「ぼくはどうすればいいの?」

「そうね、じゃあ私が良いよって言うまで目を閉じて立っててくれる?」

「うん、わかった!」


その後しばらくしてから

身体が宙に浮く感覚に襲われた


そして目を開けると

髪がのびていて

服も全てが女の子仕様だった


「きゃー!やっぱりこっちの方が良いわ!良いこと、シリル?

あなたはこれからサンドリヨンという女の子として生きるのよ?」

「ぼく、おとこのこだよ?」

「あなたは私の1人娘、サンドリヨン=アルベールとして生きるの。」

「ぼく、おんなのこになるの?」

「そうよ、あなたなら素敵な女の子になれるわ。」

「ほんと!ぼく、おんなのこになる!」

「なら....」


ーーーーーー

昔を思い出すと

自分がバカらしく思えてくる

実際にバカだけども


「セシルは...」

「え、何て言ったの?リュミ。」
< 59 / 70 >

この作品をシェア

pagetop