先生と乙女座の恋★~秘密の恋事情~
「…わかりました」
先生はため息をつく
「はい?」
なにを?と思い
首を傾げると
「脱赤点したら櫻井さんのお願い一つ叶えます。」
「えっ!?」
わたしは頭をテンパらせ、口をぱくぱくさせる
お、お、お願い!?
わたしの言うことを?
先生が?!
そ、それって
「な、なんでもっ!?」
切れの悪い口調で言うと
先生は、ニコっと笑い
「なんでもどうぞ」
と、満面の笑みを浮かべてきた。