君のキスはミルク味【短】
「…っ、何でいっつもそんなに余裕なの?!
あたしばっかり空回りして…
隼人は余裕すぎてズルいよ!」
最後まで一気に言うと、あたしはこらえきれなくなってぼろぼろ涙がこぼれ落ちた。
「あたしは、隼人のこと大好きだよ…
でも、隼人は違うの?
あたし…欲張りだからキスだけじゃ足りないよ…
もっと“好き”って言ってもらいたい。
あたし、隼人の彼女の自信ない…」
あたしは声を振り絞って本音を言った。