美しい鏡

由佳side

これは、体育の時間のこと。

体育で髪がぐっちゃぐっちゃになった私は

いつものようにクシと手鏡を出して

髪の毛をセットしよう。

そして鏡を開こうとしたその時。

横からすごい勢いで手鏡を閉じられた。

私はふざけて

『ちょ?!美姫なにするのー!』

そしたら美樹は少し震えたような声で

「ご、ごめん!ちょっとトイレいってくるね?」


美姫はトイレへ走って行った。

そして、再びクシと手鏡を出して髪の毛をセットしようと思った時

“バリーーん”

大きなガラスが割れるような音がして
辺りを見渡した。

「トイレのほうだったよね……?」

沙菜がすごく驚きながら言った。

私達は急いでトイレへと向かった。

そうすると驚きの光景に目を疑った。










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