私に彼氏はいりませんheart
ピッピッピー!!

試合終了のホイッスルが鳴った。

18対2で私たちのクラスの圧勝。

途中まではいい勝負だったのに淳君が動いてからは一方的だった。

「淳君凄かったねぇ!」

「うんうん!ホントねぇ!」

女子達はキャーキャー騒いでいる。

「確かに凄かったけど。」

ふと呟いた。

「俺が凄かったって?」

淳君が聞いていた。

「べ、別に凄くなかった・・・と言えば嘘になる。」

正直人を褒めたのはまだ2度目だ。

「アハハ、またマキに褒められちゃった。」

え?また?私は今までで2回しか褒めたことが無かったのに?

そして私が褒めた相手は結婚を誓った男の子だ。

「え?どーゆーこと?え?」

困惑した。






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