【短編】最後に言わせて
はじめとおわり

好き




「潤...ちょっといい?」


「なに...?」


みんなが別れを惜しみ

涙と笑顔でキラキラ輝く高校生活最後の日



あたしはその少し伸びた髪の毛を何気なくチラッと見上げて


びっくりしたような彼の切れ長の目を見つめて


「こっち...」と


廊下の奥へと足を進めた



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