恋吹雪


「ねぇもう始まるから自分のポジションについとこ?」

愛実は2走だから、遠くの方になっちゃうね・・・・。

あたしは自分のポジションにつくとちょうど優が走ってくるところだった!

ラッキー!
これで応援できるじゃん!

パァン!
ピストルが鳴った。


優が走り出している。


「優頑張れー!」


大きな声で言ってみた。
結構近い距離にいるんだけど聞こえたかな・・・・?

優はあたしの方見向きもせず、まっすぐ前だけを見て走っていた。

優の後ろには追いつきそうなぐらいの距離に走ってる人がいた。
優なら絶対このまま
いけるってあたしはそう




信じていたよ?



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