不良探偵
が。
「いらねぇよ、SATなんざ」
耕介は言った。
「ここに元SATがいる」
確かに、耕介は探偵業を営む前はSATに所属していた。
この手の事件の解決には打って付けの人材。
しかし。
「おい蓮杖、過去はどうあれ今はお前は民間人だ。勝手な真似は…」
「心配いらねぇよ、捜査協力の代金なんて請求しねぇからよ」
雑居ビルの裏手へと回っていく耕介。
「おい蓮杖!蓮杖!」
巽の呼び掛けにも応じず、耕介は雑居ビルの階段を上がっていった。
「何熱くなってんだアイツ…らしくもない…」
「いらねぇよ、SATなんざ」
耕介は言った。
「ここに元SATがいる」
確かに、耕介は探偵業を営む前はSATに所属していた。
この手の事件の解決には打って付けの人材。
しかし。
「おい蓮杖、過去はどうあれ今はお前は民間人だ。勝手な真似は…」
「心配いらねぇよ、捜査協力の代金なんて請求しねぇからよ」
雑居ビルの裏手へと回っていく耕介。
「おい蓮杖!蓮杖!」
巽の呼び掛けにも応じず、耕介は雑居ビルの階段を上がっていった。
「何熱くなってんだアイツ…らしくもない…」