恋した人は、漫画の住人
「カス的存在?ふざけてんじゃねーよ。」

「そうか、やっぱり春もお兄ちゃんの事・・・「カス、以下!だろーが。」

「ガビーン!!」

「何かふりーぃよ。」

「春ちゃぁん!!お兄ちゃん泣いちゃうよ~。」

「泣けば?そのまま目が乾いてしまえ。」

「はは~んさては・・・」

「?んだよ。」

 自分でもキャラが変わってる事に気付いている。でも、今から龍が言う事に吃驚した。

「照れ隠しだなぁ。もう、春てば恥ずかしがり屋さん♪」

「うえ~~~~~。」

「何!?その反応?!」

「気持ちわりーんだよ!テメェは!!」

 私は龍と部屋から強制的に追い出した。

「本とに血繋がってるのか?」

 などと、近頃思うようになった。

「そりゃぁ・・・私と違って龍は背も高いし、足も長いし、美形だし、カッコいいし・・・私に無い物ばっかじゃん!!」

 次第に腹が立ってきた。龍にではない、龍とは違い全然張り合えない自分に少し腹が立ってきた。

「私は、美人でもないよ。背はクラスじゃ高いほうだけど・・・胸もそんなに大きくないし・・・なんでこんなにも違うんだろ。」

 私の母はハッキリ言うと美人だった。今もその姿で残っている。骨と写真だけだけど、私は母似と言われるけど・・・全然似てない。母みたいに美人でもない。胸もそんなに大きくない。こんなんで本とに結婚できるのだろうか?

「何か、段々心配になってきた。・・・」

 私は落ち着く為にベットに横になった。その内うとうととしてきて、眠りについてしまった。因みに龍がまた入ってこなかった事が奇跡である。
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