南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )



あと少しで触れる!


そんな時、私は慌てて口を開く


「だ!…だって、み、南くん好きな人としかキスしないって…!!」



言ってたじゃん、さっき。
期待するよ、こんなことされたら。


私には、キスしてくれるなんて…もしかして南くんは私のことって、思っちゃうよ。



「…やっぱり。」


「へ?」



スッと私から離れた南くんは、私をまっすぐ見つめていて、その目に吸い込まれてしまいそうになるのを必死に耐える。


「バッチリ聞いてんじゃん。」


「あ………も、もしかして南くん…だ!騙したの?!」



私の言葉に”嘘ついたのはそっちだろ”と清々しい顔で言われ確かに…と口ごもれば


「俺に嘘つくなんて生意気。」


「〜〜っ!」


そう言って私の頭にポン、と手を乗せそのまま歩き出してしまう。


な、なななななんかもう、キュンポイントがあり過ぎてどうにかなりそう〜〜っ!

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