“しちゃいけない恋”だったんです。
Final Chapter

君がいない日々






呼び鈴を鳴らすと、家の中から、ダンディな男の人と、ふくよかな女の人が、笑顔で出てきた。



『こんにちは。
妃茉梨さんよね?待ってたのよ。
話は聞いてるわ。さあ、入って。』



ネイティブな英語でペラペラと話す女性。
あたしはその女性に促されて、家に入った。

一応、英語・フランス語・ドイツ語は話せるし聞き取れる。
他にもわかる言語は多少あるけど、話すのは難しい。




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