君を愛さずには いられない
ディナーはミランダが腕をふるって作ったローストビーフの塊が

岩のように2つテーブルの上に鎮座した。

付け合わせのポテトサラダはホクホクで

皆大満足のようだ。

夜9時を過ぎると河村は帰っていく友達と別れを惜しんだ。

俺まで皆とハグを交わされ

再会の約束をして見送った。

車とバイクのテールランプが見えなくなるまで

河村は手を振っていた。

空を見上げると満天の星が降るようにまたたいていた。

「佐竹さん、今日はありがとうございます。とても幸せな一日を過ごせました。」

「そうだな。来て良かった。」

二人できらめく星空を眺めた。

翌朝河村の両親とゆっくり朝食をとり

ロスへ戻る愛娘を抱き締める二人に

俺も礼を言った。

「ジン、またいつでもいらしてね。」

ミランダは俺たちのレンタカーが見えなくなるまで

ポーチに立って見送ってくれた。

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