クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「王子さまが姫を守る図ってとこかしら?六年も離れていたっていうのに、本当仲が良くて羨ましいわ」

姉が皮肉めいた言葉を投げるが、永遠は無視してバンのドアを開けて降りようとする。

永遠に続いてバンから降りようとしていた私は、姉の声に振り返った。

「六月に結婚式をやるの。二人とも出席してね」

姉の魅惑的な唇が綺麗な弧を描く。

でも、その笑顔が何故か私には少し寂しげに感じた。
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