クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
坂田君が興奮して声を上げると、永遠はまだ機嫌が悪いのか坂田君の頭にげんこつをお見舞いした。

「坂田、煩いよ」

永遠の気持ちは理解出来る。

何も知らない坂田君には申し訳ないけど、今はその話題には触れて欲しくない。

「いでっ!本田さん、そんなに怒んなくてもいいじゃないですか」

坂田君は頭を押さえ、涙目で永遠に抗議する。

「お前が騒ぐからだよ」

「だって、あんな美人と親戚なんて羨ましいですよ」

坂田君は口を尖らせる。

「俺はお前がいつも能天気で羨ましいよ」

永遠が坂田君に冷たい目で皮肉を言うと、坂田君は拗ねた。

「本多さん、酷いですよ。それ褒めてないじゃないですか!」

「褒めるとこなんて他にないよね?そんなことより、ピコは変わりない?」
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